梅雨前に危険ため池点検【山陽小野田】
大雨による災害が起こりやすい梅雨時期を前に、県は15日、老朽化によって決壊すると周辺の住宅や公共施設、農地に被害を及ぼす恐れがある危険ため池の点検を行った。山陽小野田市内では、津布田の沖部下ため池と山川の後迫堤の2カ所で実施した。
沖部下ため池には、県美祢農林水産事務所と市の職員、沖部峠溜池樋下水利組合員ら14人が集まった。堤防内部で水を流す底樋や斜樋が傷んでいないか、斜面がえぐれていたり漏水していないかなどを入念に確認した。
同事務所農村整備部の山根陽子主査は「大雨が降ると分かっているときは、あらかじめ水を抜いてほしい。老朽化した箇所がすぐ分かるように、草刈りは継続して」などとアドバイスした。
同ため池は100年以上前に築造され、貯水量は3万立方㍍。下流の約20軒の農地に水を供給している。決壊した場合、厚陽小・中や厚陽保育園、住宅地に被害が及ぶ可能性があるため、2025年度から改修工事に着手する予定という。
市内のため池総数は262カ所。うち6カ所を危険ため池としている。
関連記事
南部梅林が開園 見頃は2月中旬から
「一目百万、香り十里」とうたう、和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林が25日に開園した。梅林公園の観賞用品種は数輪咲いているが、梅林全体はまだつぼみの状態。開花は例年よりやや遅めで、運営する「梅の里...
雪景色の露天風呂「心地よい」 鹿追・然別湖「コタン」開幕
銀世界が広がる氷結した湖上にイグルーが立ち並ぶ「しかりべつ湖コタン」(実行委主催)が25日、鹿追町の然別湖で開幕した。国内外の観光客が訪れ、雪や氷を生かしたアトラクションに笑顔を見せた。 ...
庄内浜「ボラ」のブランド化を 希少価値の「からすみ」に 「日本酒のつまみに..
鶴岡市立加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月は庄内浜で取れる「ボラ」のブランド化を目指している。卵巣で「からすみ」を仕上げ鶴岡市のふるさと納税返礼品のラインナップに加えた。「日本酒のつまみに最高」と...
つくる喜び味わう 伝統の黒糖作り 和泊町・大城小
鹿児島県和泊町の大城小学校(根釜恵理子校長、児童30人)で23日、伝統の黒糖作り体験学習があった。5、6年生9人を中心に全校児童が参加し、先人の苦労や自分たちで作る喜びを味わった。 同校...