大きさわずか1円玉 ハッチョウトンボが羽化
1円玉とほぼ同じ大きさのハッチョウトンボの雄(紀南地方にある湿地で)
和歌山県紀南地方各地の湿地で、世界で最も小さなトンボの一種とされる「ハッチョウトンボ」(トンボ科)が羽化し、1円玉ほどの大きさのかわいらしい姿を見せている。
県レッドデータブックでは準絶滅危惧に分類。全長20ミリほどで、丘陵地の湿地や休耕田に生息する。以前は紀北地方でも見られたが、近年の記録は県南部に限られる。生息環境の開発による改変や、遷移によって減少したと考えられるという。
紀南地方の山中にある湿地では13日早朝、赤い姿をした雄を数匹、黄褐色と黒色のまだら模様の雌を1匹確認することができた。
県内では古座川町直見にある「大谷湿田」が生息地としてよく知られており、町がこの場所のハッチョウトンボを天然記念物に指定して保護している。
関連記事
黒石公園にビエンナーレ彫刻 地区待望、初移設に喜びの声【宇部】
第29回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)で柳原義達賞を受賞した藤沢恵さんの作品「Inflating shadow」が6日、宇部市厚南東須恵の黒石公園の一角に移設された。黒石地区にビエンナーレ...
雪待つスキー場 鶴岡 スケート場 初滑り楽しむ
鶴岡市田麦俣の湯殿山スキー場で7日、安全祈願祭が行われ、関係者が今シーズンの無事故を願った。営業開始は8日を予定しているが、積雪量が十分ではないため同スキー場は「今後の降雪を見ながら、オープンは慎...
帯広広小路Xマスマーケット始動 藤丸イルミ点灯、食や暖房バスも
冬の夜の帯広市中心部ににぎわいを創出しようと、旧藤丸百貨店前のイルミネーションと広小路内を歩行者天国にする「クリスマスマーケット」が6日から始まった。初日は午後5時から点灯式などが催され、家族連...
冬の貴婦人・タゲリ飛来 鹿児島県の喜界島に 地元住民撮影
くるりとカールした冠羽や翼の色合いの美しさから「冬の貴婦人」とも形容されるチドリ科の冬鳥タゲリが鹿児島県の喜界島に飛来し、地元住民が1日、撮影した。 「奄美の野鳥図鑑」(NPO法人奄美野...