ペイトリオッツ、来季から「山口パッツファイブ」に改称【宇部】
新たなチーム名を発表する成田社長(左)と鮫島和人ヘッドコーチ兼選手(俵田体育館で)
プロバスケットボールB3リーグの山口ペイトリオッツを運営する山口プロバスケットボール(成田俊彦社長)は12日、俵田体育館で会見を開き、新シーズンが始まる7月1日から、チーム名を山口パッツファイブ(PATSFIVE)に改称すると発表した。
変更理由は、米国のプロアメリカンフットボールリーグ・NFLにニューイングランド・ペイトリオッツというチームがあり、「ペイトリオッツ」が既に日本国内で商標登録されており、B2ライセンス取得に必要なチーム名の商標登録ができなかったため。
成田社長は「経営を引き受ける際に、この問題があることは理解していたが、名前に込められた歴史と思いを聞いて、これ以上ふさわしいチーム名はないとも思っていた。一方で、B2ライセンスを取得するためには、浸透してきた名前を変えざるを得ず、苦渋の決断だった」と説明した。
新チーム名は、社員でアイデアを出し合って決めたという。「略称パッツ(PATS)を残すことで、ペイトリオッツのDNAを継承させるとともに、江戸時代末期に海外に渡航し時代を大きく変えた5人の長州藩士『長州ファイブ』と、5人制のバスケットボールをかけてファイブを組み合わせた」とした。
新ロゴは、三方を海に囲まれ温暖で自然豊かな山口県をイメージし、海のブルーにチームカラーのオレンジを配した。
成田社長は「声出し応援が始まってからPATS(パッツ)を意識的にホームゲームで使ってきたのは、新名称をブースターの皆さんに受け入れていただくためのメッセージの意味合いもあった。みんなのPATSとして、改称を理解いただきたい」と述べた。
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