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宇部日報社

周防鋳銭司跡の発掘調査始まる

発掘調査の第一歩となる測量作業をする担当者(周防鋳銭司跡で)

 山口市教育委員会は28日、平安時代に貨幣造りが行われたとされる国指定史跡「周防鋳銭司跡」(鋳銭司)で、約半世紀ぶりの発掘調査を始めた。第1期計画は、2020年度までの4年間。初年度は、1960~70年代の2度の発掘調査の再検証を目的に、既往調査地を含む5カ所(総面積530平方メートル)で取り組む。ショベルカーや人力による発掘で、担当は山口大と文化財保護課。人文学部の田中晋作教授をはじめ、学生や地域住民も協力する。

 初日は、専門業者が全地球測位システム(GPS)を用いて基準点を測量した。文化財保護課の青島啓副主幹は「地元の方々の協力も得ながら歴史をひもといていければ」と話していた。情報提供も大歓迎という。同史跡は、9~10世紀に皇朝十二銭のうち8種の貨幣を鋳造。面積は3万8500平方メートル。第2期計画は23年度から10年ほどを予定し、遺物が多く見つかった地点を集中的に調べる。発掘現場の見学も随時可能。

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