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柔らかな音色楽しんで 新千歳にストリートピアノ

北海道エアポート(HAP、千歳市)は本道空の玄関口、新千歳空港を明るく彩ろうと、誰でも自由に弾ける「空港ピアノ」を連絡施設に置いた。

「空港ピアノ」を楽しむ主婦ら

 匿名希望で寄贈されたヤマハ製アップライトピアノを、4月29日から連絡施設2階の国際線ターミナルビル側に設置。誰でも自由に見学や演奏ができる。

 HAPは「ピアノがある空港は羽田、成田、中部などがあり、お客さまから『新千歳もストリートピアノを置いて』との声が寄せられていた」と話す。

 動線やアナウンスの妨げにならないよう、空港内でも人通りが比較的少ない連絡施設に置き、「長く愛されるようマナーを守りながら使って」と呼び掛ける。

 インターネット交流サイトでアピールしたところ、空港ピアノを目当てに訪れる人も。モーツァルトのきらきら星変奏曲を弾いていた十勝管内芽室町の主婦角谷久美子さん(66)は「柔らかく雰囲気のあるピアノで、弾きやすい場所にある」と喜んでいた。

 ターミナル開館の午前5時~午後11時に自由に演奏できる。

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