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荘内日報社

「御飾金時」など 伝統の五月飾り展 鶴岡旧風間家住宅・丙申堂

 鶴岡市馬場町の旧風間家住宅・丙申堂(国指定重要文化財)で今年も五月飾りの展示が始まった。江戸末期から明治初期に京都で作られた鎧(よろい)飾りや、“金太郎”こと坂田金時を人形にした「御飾金時」などが来場者の目を楽しませている。

 丙申堂は、子どもの健やかな成長を願って飾られた風間家に伝わる人形を多くの人に見てもらおうと、2009年に五月飾りを展示。座敷の床の間に飾られるのは約70年ぶりだったという。以来、毎年端午の節句の時期に合わせて展示しており、今回で15年目。

 床の間の中央には鎧と兜(かぶと)を飾り、その後ろには風間家の紋が入った幕や幟(のぼり)が立てられた。前段に置いた人形のうち最も古いのは御飾馬で、収納している箱には「明治31年春に東京にて求む」と記されている。

 正面奥に飾られた御飾金時は1928(昭和3)年、風間家8代目の嘉一郎氏が子どもの初節句に東京で買い求めたもの。作は明治を代表する人形の名工・二代目永徳斎によるものという。桃太郎は1934(昭和9)年に東京・高島屋で購入した。金時、桃太郎とも幼い顔立ちで頬のえくぼが目を引くつくり。いずれも色あせず鮮やかな状態で、100年近く大切に保存されてきたことを示している。

 9日午後、オーストラリアから里帰りした娘と一緒に訪れた鶴岡市鼠ケ関の80代女性は「若いころ鶴岡に通っていたが、丙申堂の五月人形を見るのは初めて。えくぼがとてもかわいらしい。保存状態も良くてきれい」と話し、じっくりと観賞していた。

 展示は来月12日(月)まで。入館料は風間家旧別邸の無量光苑釈迦堂との共通券で大人400円、小中学生200円。

風間家に伝わるさまざまな五月飾りが来場者の目を楽しませている

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