プレゼントを吟味する市民（ゆめタウン宇部で）

　１４日の母の日を前に、宇部市内のショッピングモールなどでギフト商戦が本格化している。新型コロナの感染症法上の位置付けが５類に引き下げられたこともあり、各店舗では売り上げ増に期待を寄せている。

　ゆめタウン宇部（坂本忠幸店長）では、２日から１階ゆめ広場に特設コーナーを開設。日持ちするよう加工されたプリザーブドフラワー、せっけん素材の造花「ソープフラワー」、アジサイの鉢植えなどが豊富に並ぶ。定番のカーネーションも根強い需要がある。

　今後は外出機会が増えることを予想し、帽子、スカーフ、日傘といったお出掛け用商品も充実。旅行にも使えるバッグは明るめの色合いと柄物を取りそろえ、売り場を華やかな雰囲気に仕上げた。また、ゴールデンウイーク前から化粧品の売り上げが一気に伸びており、アフターコロナへの意識の高まりを感じるという。

　予算は３０００～５０００円の割合が最も高い。坂本店長は「商戦のピークは今週末まで続く見込み。日頃お世話になっているお母さんに、感謝の気持ちをプレゼントと共に伝えてもらえれば」と呼び掛けている。