
初夏のような日差しの中で始まった米代川カヌー乗船
能代市のNPO法人二ツ井町観光協会カヌースクールが行っている米代川カヌー体験が、今シーズンも始まった。4日は5㌔、2㌔のツアーに合わせて4人が参加し、初夏を思わせる日差しの中、米代川の水面を滑るように進むカヌー乗船を楽しんだ。
能代市二ツ井町周辺では七座山の麓を米代川が流れ、きみまち阪付近では奇岩奇石が連なる美しい景色も楽しめるなど、川下りの適地として知られる。同協会は、地元の愛好者でつくる「きみまちカヌー倶楽部」の協力を得て手作りカヌーで川を下る体験コースを行っているほか、旧天神小校舎を活用した「天神工房」でカヌーの製作指導なども行っている。
今年は1日から2㌔、5㌔、10㌔のツーリングコースが始まった。4日は大型連休を利用して秋田市や県外などから訪れた4人が参加し、今シーズン最初の米代川下りを楽しんだ。
この日は向かい風が強過ぎたため、5㌔コースは急きょ距離を短縮したものの、参加者は初夏を思わせる太陽の光を浴び、米代川両岸の新緑の鮮やかさを楽しみながら、ゴールの道の駅ふたついを目指してスタート。パドルの扱いにも次第に慣れ、自由にカヌーを操りながら川の流れに乗って滑るように進んだ。
夫婦で参加した秋田市の会社員、嵯峨徹さん(46)はこれが初めてのカヌー体験。当初は1日に予約していたが、荒天が予想されたためスケジュールを再調整してこの日ようやく乗船できたといい、「風が強かったけれど、その分、体で感じることができた。景色も良くて楽しかった」と、初めての経験を満足そうに話した。
米代川カヌーは、6月からは道の駅の船着き場エリアで約45分間手軽に体験できる「プチカヌー」も開始される。カヌー体験の申し込み先は、道の駅に隣接する同協会カヌースクール(☎0185・73・5075)。同協会のウェブサイトからも申し込むことができる。
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