校歌斉唱し気持ち新た 「早来学園」開校集会 安平
安平町早来地区にこの春誕生した小中一貫の義務教育学校「早来学園」(山田誠一校長)で2日、開校集会が開かれた。児童生徒約300人が新しい学校のスタートを喜ぶとともに、校歌を斉唱して一体感を高め、これから始まる学校行事などに心を震わせながら気持ちを新たにした。

全校児童生徒が一堂に会し、初めて校歌を合唱した
早来学園は、小中学校9年間の教育を一貫して行う学校として4月に開校。校舎は、2018年9月の胆振東部地震で校舎が被災した旧早来中学校の再建と合わせた”復興の象徴(シンボル)”として建てられた。
集会に先立ち、山田校長は「心の中にいろんな人たちの話を取り込んで、喜ばしい日になるように」とあいさつ。児童生徒を代表した9年(中学3年)の鈴木仁さん(15)が「お祝いの心を持ち、校舎を大切にする、私たちの歴史を刻む場として楽しんでほしい」と呼び掛けた。
決意表明では、4年の添谷聡嗣君(9)が「早来学園をすてきな学園にするため、新しいことに挑戦していく」と意気込み。9年(中学3年)の三明日香(さんみょうはるか)さん(14)は「この早来学園を皆が来たいと思えるような居心地のいい学校にしたい」と言い、▽どんな時も同じ態度で接する▽友達の悪口を言わない▽相手の誤解を招くような発言をしない―など「一人ひとりのささやかな気持ちが学校を和やかにし、来て楽しいと思える学校になると信じて生活していきたい」と思いを伝えた。
また児童生徒が一堂に会して初めて校歌を合唱。誰もが口ずさみやすく、親しみやすい内容に仕上がったメロディーと歌声がアリーナに響きわたり、教職員や来賓から温かい拍手が送られた。
関連記事
龍神へ移住を オンラインセミナー
和歌山県田辺市龍神村への移住促進に取り組んでいる連携組織「龍神村移住促進プロジェクト」が今月から、オンラインセミナー「和歌山県 龍神村 移住の案内帖(ちょう)」を開く。全3回のうち1回目が30...
酒田 いろは蔵パークB館オープン ト一屋とイゴット
酒田市上本町の酒田商業高校跡地(市有地)で整備が進められていた商業施設「いろは蔵パーク」。先月末のA館に引き続き18日、スーパー・ト一屋と、酒田天然ガス運営のキッチンスタジオ「iGot(イゴット)...
更新時などで2割申請、マイナ免許証スタートから間もなく1カ月【山口】
各種手続きの簡略化などメリット マイナンバーカードと運転免許証が一体化したマイナ免許証の運用が始まり、県内で唯一の変更窓口となる山口市小郡下郷の県総合交通センターでは、免許証の更新、住所変更...
万博で帯広発「パラコレ」花開く 主宰の森田さん「次の舞台へ」
大阪・関西万博の会場で17日、帯広発の障害者のファッションショー「パラコレクション(パラコレ)」が開かれた。車いすや義足のモデルが着物を着てダンスなどを披露。障害者も健常者も分け隔てなく着ること...