八十八夜に「北限の茶」檜山茶の選定作業

八十八夜の2日に檜山茶の剪定作業が行われた(能代市桧山で)
八十八夜の2日、「北限の茶」として知られる檜山茶の剪定が能代市桧山の元祖檜山茶大高園(大高翔園主)で行われ、大高さんや家族らが余分な枝葉を切り落とした。茶摘みは今月下旬に始まる見込み。
檜山茶は京都宇治茶の在来種を手摘み、手もみといった古来から続く製法で生産。寒冷地で栽培されているため、国内有数の産地の静岡県などに比べて作業の時期がずれる。立春から88日目に当たる八十八夜が一番茶の摘み頃とされるが、同園ではこの時期に剪定作業を行っている。
現在の面積は10㌃で、事前に施肥などを済ませた上で剪定を実施。大高さんや家族、親戚合わせて4人で行った。日光が差し込む茶園で剪定ばさみを使い、「ジャキ、ジャキ」と余分な枝葉を切り落とした。
今後は草刈りを続け、今月20日すぎにも一番茶としての初摘みを行う見込み。今年は平年より生育が早いようで、大高さんは「剪定の時にこれだけ新芽が出ている年はなかなかない。生育自体は葉が青々としていて上々。おいしいお茶を一足早く届けられると思う」と語った。
6月上旬ごろから同市柳町の旧料亭金勇やキッチンカーなどでドリップバッグを販売する見込み。
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