和紙作り 児童ら体験 身近な植物使い工程学ぶ

夏休みこども手作り教室で、木づちで繊維をほぐす児童ら=26日午後、石垣市立八重山博物館
石垣市内の小・中学生を対象にした、夏休みこども手作り教室「手すき和紙のはがき作り」(石垣市立八重山博物館主催)が26日、同館で開かれ、児童や保護者16人が、同館の敷地内に生えているシマグワ(島桑)の皮とハイビスカスの葉を原料に、伝統的な和紙作りに取り組んだ。 シマグワの生木から皮をはぎ、重曹を加えて煮た後、木の皮やごみなどを取り除き、木づちでたたいて繊維をほぐし、ハイビスカスの葉で作ったネリで紙すきを行い乾燥させる、という工程で和紙を作った。 講師を務めた同館の寄川和彦学芸員(43)は「伝統的な和紙作りの工程。身近な植物を使って、それぞれの工程を経て一枚の紙ができ上がるのを体験してほしい」と話した。 参加した石垣小4年の西石垣勇惺(ゆうせい)君(10)は「紙づくりは初めて。野球部の監督に勧められて、楽しそうだったので参加した。木をつぶす作業が楽しかった。ごみを取る作業が難しい」と笑顔で話した。
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