「宇宙のまち能代」PRへ仮想キャラ爆誕 名前を募集中

バーチャルキャラクターを作成した尾﨑さん
能代市地域おこし協力隊でイラストレーターの尾﨑和代さん(32)が、宇宙のまち能代をアピールするためバーチャルキャラクターを作成した。全身に宇宙らしさをちりばめた女の子で、かわいらしく仕上がっている。動画などで能代の魅力を発信する予定で、すでにYouTubeでチャンネルを立ち上げ、動いたり話したりする姿を公開中。今月7日まで名前を募集しており、尾﨑さんは「親しまれるキャラになってほしい」と話している。
尾﨑さんは横浜市で暮らしていた2年からイラストの仕事を始め、インターネットのゲーム実況配信者などから依頼を受けてバーチャルキャラクターを作ったり、個人のSNS(インターネット交流サイト)のアイコンを作ったりしてきた。2月に「宇宙のまちづくりの推進」担当として協力隊員となった。
「『宇宙のまち』はバスケットボールやネギ、木都に比べ、前に出て来ることが少ない。能代は宇宙のまちだと全国にPRし、魅力を発信したい」との思いからバーチャルキャラクター作りを計画。着任後早々に顔や衣装などキャラのデザインを考え始め、3月初旬に完成させた。
「宇宙の要素を詰め込みたかった」と言い、宇宙服のようなパーカーを着用し、裏地には星座をデザインした。髪にも星がきらめき、頭にはロケットのヘアピン。宇宙っぽさを感じるという紫色を基調とした。
設定は、宇宙のとある星に住んでいる機械いじりが大好きな女の子。地球まで来たが、宇宙船が壊れて能代の地へ迷い込んだ。自分の星へ帰るためロケットの製作を決意し、研究をしながら能代をPRしていく──というもの。人間の年齢では成人。
パネルを作成して市役所やイオン能代店などで展示しているほか、バスケミュージアムではディスプレーでオリジナル動画を流している。さらに、YouTubeでは「宇宙のまち能代×Virtual Project」としてチャンネルを立ち上げ、「Vtuberとして堂々爆誕!!」と自己紹介動画を配信。かわいらしく話したり動いたりする様子が映し出され、視聴者から「地元にVtuber爆誕してたとは」、「どんな活動するかこれから楽しみです」などとコメントが寄せられている。
一方、まだ決まっていないのが名前で、今は「個体識別番号(N─251245)」があるだけ。名前を募ることにし、市役所や道の駅ふたつい、子ども館、市民プラザなどに応募箱を設置し、インターネットでも受け付けている。締め切りは今月7日。
今月中に集計・選考して名前を決定し、その後は能代の魅力を紹介する動画を発信するとともに、ライブ配信も行う予定。尾﨑さんは「市内、県外の人に向けて活動するので、まずは認知度を高めたい。市内企業とコラボしたりし、親しまれるキャラにしたい。能代を知って、来てもらいたい」と話していた。
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