国道101号沿いで見られるイカの天日干し(八峰町八森で)
八峰町八森地域から青森県境にかけた国道101号沿いで、名物のイカの天日干しが盛んに行われている。穏やかな日差しを浴びて浜風に揺れる様子はイカのカーテンのようで、道行くドライバーらに春の到来を告げている。
沿岸の各飲食店は、春の訪れとともにイカの天日干し作業を開始。好天の日を中心に店の周辺に干し、潮風を当てて旨(うま)みを凝縮させている。
同町八森岩館地区の食堂「いか焼き磯舟」(菊地なおみ店主)では、3月下旬から天日干しが本格化。店舗裏に張ったロープでマイカを3、4時間ほど干した後、イカ焼きにして販売したり冷凍して発送したりしている。今月15日は約50杯のイカを干し、買い求める人でにぎわった。
菊地さんによると、今季はマイカが不漁で値段が高騰しているというが、「国産にこだわり、頑張ってイカ焼きを提供したい」と話した。
新型コロナウイルスの感染小康状況で迎えるゴールデンウイークなど春の行楽シーズンに向け、菊地さんは「早くも桜が咲き、県内のあちこちから訪れてくれている。これからもドライブや観光のついでにたくさんのお客さんが来てくれれば」と期待した。
同店は火曜日定休。
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