YEG大賞 帯商が全国準GP ばん馬伝承のかるたなど
帯広商工会議所青年部(帯広YEG、池田健太会長)が帯広・十勝の馬文化を広く伝えるために制作した「ばん馬かるた」と「ちびっこばん馬(子ども向けの木製競技キット)」が、2022年度の日本商工会議所青年部が主催する第17回YEG大賞で全国2位に当たる準グランプリを獲得した。地域の特色を生かし、独自の事業を展開した点が評価された。

受賞した帯広YEGの(後列左から)角玄前会長、岩田リーダー、加藤愛子2021年度会長、サブリーダーの上垣直裕さん、(前列左から)担当の前副会長・島田淳史さん、サブリーダーの川原卓弥さん
YEG大賞は、全国のYEGの特色ある事業を奨励するため、00年度から行われており、今回は全国から104件のエントリーがあった。
かるたと木製キットは21年度、「ばん馬まつり」(帯広YEG主催)が新型コロナウイルス感染拡大で中止となる中、子どもたちに帯広市の歴史の一端を担うばん馬文化を伝えようと企画。コロナ禍でも子どもが通う学校に焦点を当て、市内の小学校などに配布した。かるたの制作には、市内の中学校や高校の美術部や書道部の協力を得て、中高生にも馬文化の浸透を図った。昨年に復活したばん馬まつりでは、子ども向けのイベントとして活用された。
事業のリーダーを務めた岩田博樹さんは「最後に良い思い出ができた。馬文化の浸透に活用してもらえたらうれしい」と受賞を喜んだ。22年度会長の角玄和彦さんは「コロナ禍でもできることを探した結果が事業として実った。今後もイベントなどで活用したい」と話した。
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