「外食」おいしくて完食 施設利用者に介護食 帯広

救護施設の利用者に提供された料理
「認定栄養ケア・ステーションつがやす」(帯広)は市内の複合施設「つがハウス」(西9南9)で、健康状態に合わせた食事の提供を進めている。3月30日には市内の救護施設「東明寮」の利用者7人が訪れた。同じメニューながら、とろみ付きや一口サイズなど具材の形態をそれぞれで調整。介護食による「外食」に訪れた人たちが舌鼓を打った。
医療法人社団秀和会が運営する同ステーションは、つがやす歯科医院(西10南9)と連携し、健全な食生活の推進や栄養に関する講演、料理講習などを行っている。功績が評価され、2022年度の「北海道食育推進優良活動表彰」を受賞している。
介護食の提供はこれまで、個人向けに数回行っていたが、団体向けは今回が初めて。同寮は、身体や精神に障害があるなど、一人で日常生活を送ることが困難な人たちが入所している。同ステーションはレクリエーションの一環として、外食の依頼を受け、施設の食事の様子を視察するなど準備を進めた。
同寮の入所者約30人をグループに分け、計5日間で実施。最終日のこの日は鶏の照り焼きやニンジンの和風ポタージュ、ナガイモのグラタン、フルーツようかんなど7品目を振る舞った。
嚥下(えんげ)障害のある人などの状況を踏まえ、同じ刻み食でも大、中、小と大きさを変えるなどきめ細やかに対応。食欲をそそるよう、皿や雰囲気にもこだわった。施設職員が驚くほど食が進む人もいて、利用者の一人は「おいしくて完食した」と笑顔を見せていた。
同ステーションの高松友香管理栄養士は「喜んでもらえることが一番うれしい。今後も要望があれば、準備を整えて対応したい」と話している。問い合わせは同ステーション(0155・21・2003)へ。

それぞれに食べやすい具材を盛り付ける認定栄養ケア・ステーションつがやすのスタッフ
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