黒板に妖怪現る 美大生が小学校にアート 中札内

黒板いっぱいに描かれた妖怪の絵を指さす児童
武蔵野美術大学(東京)の学生6人が村内2小学校の教室の黒板に絵を描き、夏休みが明けた21日、登校した児童たちを驚かせた。
村教委が今年度初めて招き、同大油絵学科の1~2年生が19日に来村。31日までの13日間、村民と触れ合いながら学校での創作やワークショップに臨む。
黒板を使った絵の制作は「黒板ジャック」と題して学生が企画。20日に中札内小と上札内小で6人がそれぞれ黒板に向かい、骸骨などの妖怪、牛、夜に浮かび上がる森や月などを描いた。チョークで線を自在に描き、手、はけも使いながら、約7時間で立体的な絵を仕上げた。
始業式の21日、両校では事前に絵を知らされていなかった児童が登校。黒板を見て驚き、「いつ描いたの?」などと学生たちを質問攻めに。男子児童(中札内小4年)は「自分たちの教室じゃないみたい。1日で描いたとは思えない」と笑顔を見せた。授業の前、絵を消す時間になると、児童は名残惜しそうな声を上げたが、楽しそうに黒板消しや手で一気に消した。
同大2年の薄羽由実子さん(19)は「素直にびっくりしてくれてうれしい」、1年の奥津英里子さん(20)は「妖怪の髪の毛など、細かく描いたところまで(子どもたちが)気付いたのには驚いた」と話していた。
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