釧路市役所、2航空会社の出向者離任【釧路】

釧路での経験を糧に新たな職場で活躍を誓う横澤さん(左)と服部さん
釧路市に出向していた職員の帰任者辞令交付式が27日、市役所で行われた。新型コロナウイルスの影響で2021年度に航空会社から出向していた横澤友絵さん(51)さんと服部まゆかさん(46)も戻ることとなり、それぞれが帰任先での活躍を誓った。
横澤さんは全日空関連のANAあきんどからの出向で、市都市経営課に所属し自治体戦略プロダクトマネージャーとして、ふるさと納税やワーケーションの推進に取り組んだ。32年ぶりに釧路で過ごした2年間について「雪が少なく、冬に晴れる日が多くてとても過ごしやすかった。コロナ禍による制限はあったが、地域の魅力を満喫できた」と振り返った。
今後は札幌市で、路線の販促や修学旅行などを担当する。「釧路で得た人脈やスキルを生かし、新たな業務に取り組んでいきたい」と意欲を示した。
服部さんは日本航空(JAL)からの出向で、市観光振興室に所属し、ツーリズムスーパーバイザーとして、主に観光情報や地域の魅力発信に尽力した。この2年間でアウトドアに目覚め、登山やカヌー、スノーシューなどのアクティビティーにも挑戦。「大自然に囲まれ、とても充実した日々を過ごした」と語った。
今後は札幌市で、地域の課題解決に向けたさまざまな企画、立案を行う。「鶴とご縁の深い釧路市に出向できて本当に感謝している。釧路で培った経験を生かし、新しい事を創りあげていきたい」と意欲を示した。
このほか、産業振興部商業労政課長の田北剛さん、市立釧路総合病院事務部医療管理課企画財務担当専門員の中山真也さんも帰任。蝦名大也市長は「市政の推進に心から感謝している。帰任先でのご活躍を祈念する」とエールを送った。
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