着物姿で城下町・鶴岡歩く「きもので雛めぐり」 外国人も着飾り魅力体験 ひな人形展で日本文化学ぶ
着物姿で城下町・鶴岡を歩きひな人形の展示施設を巡る催し物「きもので雛(ひな)めぐり」が25、26の両日、鶴岡市内で行われた。26日には同市内のバイオベンチャー・スパイバー(関山和秀代表執行役)に勤務する外国籍の社員や家族が和装を体験。着物姿で荘内神社を訪れ、ひな人形の展示会を見学した。

荘内神社宝物殿に展示されたひな人形の説明を聞いた
この催し物は鶴岡市の呉服店で構成する鶴岡呉友会が企画した。鶴岡市内各所で古くから伝わるひな人形やひな道具を展示・公開する「鶴岡雛物語」の開催に合わせ、着物の魅力を再確認してもらうもの。同会に加盟するトキワ屋、着物の小いけ、むらまご呉服店、南銀座・池田の各店で着物の着付けが行われた。「鶴岡雛物語」期間中は、会場の入場料の割引など特典がある。
スパイバーの社員や家族の着付けは市第三学区コミュニティセンターで行われ、米国やインド国籍の男女8人が参加。着付けは鶴岡呉友会に協力するボランティアサークル「結美の会」(佐藤民江会長)が担当した。

スパイバーに勤務する外国籍の社員や家族が着物の着付けを体験。「とてもビューティフル」と笑顔
女性は長じゅばんの上に着物を着て、帯を結んで仕上げたほか髪留めをあしらうなど華やかに着飾った。男性は185センチと高身長の人もおり、結美の会会員が3人がかりで着付けする姿も見られた。着付けが終わると全員で荘内神社に移動し、宝物殿でひな人形展を見学。石原純一宮司の「180年前のおひなさまもいらっしゃいます。五人囃子はいわゆるミュージシャン」といった説明を聞いた。
スパイバー社員のリオビス・アレックスさんに会うため2月末に来日した母のジェイさん(67)=米国在住=は「着物を見たことはあったが着るのは初めて。長じゅばんを着るなど知らないルールがたくさんあることに驚いた。素晴らしい体験ができて感動した」と話していた。
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