アダン葉で「馬」を完成させ、笑顔をみせる参加者＝19日午前、市立八重山博物館

　石垣市内の小学生を対象にした夏休みこども手作り教室「アダン葉おもちゃ作り」(石垣市立八重山博物館主催)が19日、同館特別陳列室で行われ、児童と保護者約25人がアダン葉を編み込んだ「馬」と「指ハブ」の玩具づくりを楽しんだ。 　同博物館が、郷土に伝わる昔ながらの民具づくりに触れてもらおうと夏休み期間中に毎年開催しているもので、この日は午前と午後の2部に分けて行われた。 　参加した村井俊輝君(平真小3年)は「編み込みに必要なアダン葉の長さの調整が難しかった。昔の人の物づくり技術はすごいなと思った」と感心した様子。 　同館担当者は「昔ながらのアダン葉でつくるというこだわりを感じてもらいたい。参加者は上手につくれている」と笑顔をみせた。