ミンサーの魅力をスマホで撮影する高校生ら＝19日午後、みんさー工芸館

　在住者の観光人材育成と石垣島の魅力発信を目的とする島内日帰りの「映えツアーで魅力を再発見」が19日、島内で行われた。㈱国際旅行社が昨年12月の創業60周年を記念し、八重山商工高校マーケティングリサーチ部（狩俣玖留美部長）に企画を依頼して実施した。同部と一般から16人が参加、スマホで写真を撮るなどしてインスタ映えするスポットをＰＲした。

　同部によると、「今どき」を取り入れようと若者の間で情報発信の中心源となっているＳＮＳを活用するツアー。石垣島を一周しながら「工芸」「食べ物」「景色」に分類し、あざみ屋みんさー工芸館、海が見えるカフェ「ＩＳＨＩＧＡＫＩ　ＭＡＲＫＥＴ」、伊原間サビチ洞、平久保ビーチを回った。

　みんさー工芸館で機織りを体験し、染織資料展示室で説明を受けた後、狩俣部長は「これまでミンサーをまじまじと見たことはなかったが、色合いが違う。機織りも楽しかった。色合いがかわいくて映える」と話した。

　同社八重山営業所（大濵敦子所長）で同ツアーを担当した大盛秀則さんは「観光業や旅行業に興味を持ち、石垣島の魅力を他の人に伝える発信者になってほしい」と期待した。