全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

地域の宝 図鑑、マップ、紙芝居で発信 富士見町乙事区でフォーラム 長野県

自転車に舞台を積んだ昔ながらのスタイルで、乙事区にまつわる紙芝居を披露する築館千枝さん。子どもを含め幅広い世代が見入った

長野県富士見町乙事区は12日、今年度進めた乙事学プロジェクトの成果を発表するフォーラムを区公民館で開いた。文献収集や聞き取り・現地調査を経て作成した「乙事図鑑」や史跡マップを発表し、昭和初期の実話に基づいて作った紙芝居を、自転車に舞台を積んだ昔ながらのスタイルで初上演。歴史ある集落の「宝」を発信し、維持・活用や次世代につなげる機運を高めた。区内外の約80人が聴講した。

マップには区内に点在する文化財と位置を収録する。区発祥の地とも言われる「綿の芝湧水」や、山岳信仰の史跡群、諏訪の地で唯一行われていた「乙事の馬市」、江戸時代に造られたオオカミの落とし穴「狼落とし」などの”区宝”を取り上げ、プロジェクト推進委は「戦国時代、乙事は有数の要所だった」「山岳信仰が集落の団結力につながった」と力説。マップは新たに作成した区ホームページからも入手でき、幅広い世代に史跡巡りを呼び掛けた。

紙芝居はメンバーの築館千枝さんが担当。自転車でさっそうと登場し、本郷小に通う子たちのために村を挙げて10年がかりで造った「中丸沢の学校道」を題材にしたおはなしを上演した。方言や実際の道づくりの写真を織り交ぜながら自作の絵をめくり、集落の絆や温かさが詰まった物語を情感たっぷりに届けた。

御柱祭を契機にしたプロジェクトで、県の地域発元気づくり支援金を活用して一連の活動を進めた。フォーラムでは水をめぐる歴史や、木造建築の伝統技術「貫構法」と乙事諏訪社御柱祭での活用についての話もあった。五味俊区長は「住みたい、住み続けたい乙事区を感じていただけたら」と望んでいた。

関連記事

長野日報社

旧長野県山口村越県合併20年 元村長・加藤出さんに聞く

 「平成の大合併」で県境をまたぐ初のケースとして注目を集めた、長野県木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併。2005年の合併成立から、13日で20年を迎えた。当時、合併論争は村内にとどまらず、県内...

紀伊民報社

現地で交流、視野広げる 南部高生「日仏農業高校祭」に参加

 和歌山県みなべ町芝、南部高校(辻強志校長)の2、3年生3人が、フランスで7日に開かれた「日仏農業高校祭」に参加し、9日帰国した。3人は現地の高校生との交流を通じ、人との接し方や農業の規模の違い...

6月に苫東映画祭 愛好家の交流や無料上映会

 苫小牧市出身の映画監督稲塚秀孝さん(74)が代表を務める苫小牧映画サークルと映画鑑賞団体全国連絡会議(全国映連)は6月28~30日、「苫東映画祭―北海道 映画の大地―」を開催する。主会場の市東開文...

荘内日報社

大雨被災の社殿再建へ 酒田 御瀧神社 CFに取り組む広く支援呼び掛け ご神体..

 昨年7月下旬の記録的大雨で社殿が全壊した酒田市下黒川の御瀧(みたき)神社。社殿の再建に向けて同神社の阿曽右貢宮司(74)はクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。第一目標金額は500万円。阿曽...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク