うべ福祉まつり〝再開〟 5000人来場【宇部】

4年ぶりの思い込め
第37回うべ福祉まつりは12日、福祉会館と市多世代ふれあいセンターで開かれた。「広げよう交流の輪 深めよう地域の絆」をテーマに、45団体が遊休品バザーやステージイベントを展開。初夏のような陽気の中、約5000人の市民が来場し、参加団体と触れ合いながらイベントを満喫した。市ボランティア連絡協議会(平岡弘子会長)主催、市、市社会福祉協議会共催。
福祉に対する理解と関心を深め、ボランティア活動への参加を促そうと1985年に始まった。新型コロナの影響で2020年から開催を見合わせていたが、市民に元気を届けたいと協議を重ねて4年ぶりに再開。前日早朝からテント設営などの準備に励んだ。
センター2階のステージでは、長州南蛮連が息の合ったよさこいでオープニングを飾り、ハーモニカやフラダンス、フォークダンス、バトン、マジックなど多彩な演芸が続いた。途中で福引もあり、参加団体が持ち寄った手・工芸品や事業所の製品、手作りパン、おはぎ、タオルなどが贈られた。
バザーは両施設であり、衣類や日用品、手作り作品などが格安で並んだ。久々の開催を心待ちにしていた市民も多く、スタートと同時に掘り出し物を求めてたくさんの人が訪れた。入場制限をかけた部屋の前には行列もできた。駐車場では飲食バザーの他、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、射的もあり、子どもたちの人気を集めた。イベントの最後は餅まきに代えて、90㌔分の紅白餅を2袋ずつ配った。
初回からまつりに携わってきた平岡会長は「中止した3年間分の思いも込め、参加団体は張り切って取り組んだ。現役世代もいて心強いが、生き生きと活動するボランティアの姿を見て、楽しさや喜びを知ってもらい、さらに仲間が増えるとうれしい」と話していた。
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