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コーン受け入れ再開 日罐十勝工場 芽室

ベルトコンベヤーで次々と運び込まれるスイートコーン

 昨夏の台風で工場が浸水する被害に遭った日本罐詰十勝工場(芽室)で、主力のスイートコーンの受け入れが始まり、18日に報道陣に公開された。工場内の原料ホームには次々と新鮮なコーンがトラックで運び込まれている。収穫は9月上旬まで続く。また、同社が工場の西側などで建設を進めていた防水壁(高さ3.5メートル)も完成した。

 同工場は昨年8月末、スイートコーン加工の最盛期に被災した。コーン缶詰を製造する工場も海外製の充填(じゅうてん)機などが浸水し、全体の2割を受け入れた段階で製造ラインが停止した。

 親会社の明治は昨年12月、缶詰事業再開には数年を要し、多額の費用もかかることから、缶詰事業から撤退し、レトルトパウチ事業と冷凍野菜の製造・販売を拡大する方針を発表した。

 工場は6月下旬、冷凍ブロッコリーの製造を皮切りに10カ月ぶりに操業を再開。スイートコーンの受け入れは、試運転を経て今月11日から始まった。国産シェア8割を占めた缶詰に代わり、冷凍野菜と業務用レトルトパウチを製造している。

 スイートコーン契約農家は十勝管内を中心に約800戸。工場の被災を受け、今年度の作付け面積は16年度(約2500ヘクタール)の半分とした。18日午前には、町高岩の松永隆寛さんの2.8ヘクタールのほ場でハーベスターが往復し、実が詰まったコーンを次々と収穫した。8月に入ってからの低温と日照不足で収穫は例年よりも数日遅れているという。

 工場では1日300~400トンを受け入れる。来年には新しい凍菜工場も完成し、コーンの作付けを16年度並みに増やす。

 日本罐詰原料協議会スイートコーン部会の尾崎龍部会長(音更)は「農業を40数年やっているが、昨年の災害は初めての経験だった。例年通り収穫できることにほっとしている」と話し、日本罐詰の高岡隆社長は「主力のスイートコーンの本格的な操業が始まり、従業員一同うれしく思っている」と述べた。

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