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長野日報社

「まちあるき呑み歩き」代替イベント開幕 長野県諏訪市

諏訪五蔵が行った酒の肴の振る舞い。日本酒と一緒に味わった=セラ真澄

 長野県諏訪市街地の酒蔵や神社仏閣などを巡るイベント「まちあるき呑み歩き」(同実行委員会主催)の代替えイベントが11日、諏訪市内で始まった。初日は、諏訪市内の酒蔵5軒でつくる諏訪五蔵会が「諏訪五蔵めぐり」に合わせて、酒の肴を振る舞った。春到来を思わせる好天の下、日本酒党たちが盃を傾けていた。16日まで。

 まちあるき呑み歩きは、1998年から春と秋に行われていた地酒の飲み歩き企画「上諏訪街道呑みあるき」に、酒蔵の近くに点在する神社仏閣を巡る街歩き要素を加え、2020年3月に国道20号を歩行者天国にして第1回の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止。以後、中止が続いていた。

 今回も感染拡大の懸念から歩行者天国の呑み歩きは中止し、代替えイベントとして、既存の4イベントを合体させ「すわの春~昼も夜もオイシイ タノシイ街歩き」と題して開いた。

 初日は諏訪五蔵会が、同市元町の宮坂醸造直営ショップ「セラ真澄」前で、そば実入り焼き味噌やこいこくを無料提供。多くの人でにぎわった。会社の同僚7人と松本市から訪れた前澤奈美さん(56)は「コロナ前の呑み歩きに来たことがあったので、再開を楽しみにしていました。やはり外で飲むお酒はおいしいですね」と笑顔を見せていた。約100人前用意した肴は午後3時ごろまでにはなくなったという。

 イベントは12日から「おかえり そと呑み~第19回」や古材・古道具のリサイクルショップ「リビルディングセンタージャパン(リビセン)」(諏訪市小和田)のスタンプラリー、諏訪観光協会が開発したスマホアプリ「AR諏訪花火」を使った街歩きなどが行われる。

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