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長野日報社

東日本大震災12年 根本さん今年もピアノ演奏 長野県富士見町

黙とうの後、ピアノで「花は咲く」を演奏する根本崇史さん。約40人が音色を聴いて被災地に心を寄せた=11日午後2時48分、富士見町コミュニティ・プラザ

 東日本大震災の発生から12年を迎えた11日、長野県富士見町ではピアノの演奏で慰霊、今なお復興途上にある被災者の苦労に心を寄せた。

 富士見町コミュニティ・プラザでは追悼のピアノ演奏が行われた。午後2時46分から1分間の黙とう後、町内で音楽教室を営み、富士見中学校合唱部の外部講師を務める根本崇史さん(37)=同町田端=が復興支援ソング「花は咲く」などを演奏。来館者や町職員約40人が聴き入り、被災地に心を寄せた。

 地震発生から3週間後、食糧と生活物資を担いで東北の被災地を訪れた根本さん。2015年に家族とともに首都圏から町へ移り住んだきっかけの一つも震災で、発災から10年を迎えた21年3月11日以来、「3・11」のピアノ演奏を続けている。

 3回目の今年は「花は咲く」「川の流れのように」、世代を超えて愛される春の曲を弾いた。来館者は目を閉じて音色を聴いたり、歌詞を口ずさんだりした。富士見小4年の児童(10)は「生まれる前に大きな地震と津波があったことをお母さん、お父さん、授業で教わった。(被災地の)皆さんが早く幸せになってほしい」。母親は「原発事故の影響で古里に帰れない方がまだ多くいる。復興や解決はいまだ道半ば」と話した。

 「震災を知らない若い世代にも伝えていきたい」と根本さん。「日常は当たり前でないこと、身近な人を大切に思うこと、いまを大事に生きることを確認する日として、富士見町での演奏を続けていきたい」と語った。

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