花火大会のフィナーレを飾った錦冠（１１日午後６時２５分ごろ）

　【釧路町】釧路地域の若者に元気を届けようと「大人が贈るくしろエール花火大会ＷＩＴＨプロムナードフェスティバル」が１１日、町木場の町交流プロムナードと水面貯木場前敷地で開かれた。約１６５０発の花火が約３０分間打ち上げられ、釧路の夜空を彩った。

　くしろ川連携花火実行委員会の主催。新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くのイベントが中止となる中、「進級や進学を迎える子供や若者たちを応援したい」と異業種の有志でつくる同実行委（斎藤剛史委員長）が２０２１年３月に初めて開催した。３回目の今回は、キッチンカーなどの飲食コーナーを初めて構え、小中高生によるカラオケ大会や地元アーティストのステージも行われた。

　花火は午後６時、打ち上げ開始。赤、青、緑など色とりどりの大輪の花を咲かせた。フィナーレはヒートボイスの同花火大会テーマソング「ＹｅｌｌＨａｎａｂｉ」に合わせて、夜空をこがし、黄金色の「錦冠（にしきかむろ）」で締めくくった。

　きょうだいや友人たちと訪れた釧路市在住の吉田憲永君（９）は「寒かったけれど、きれいな花火を見ていたら心が温まった」と話していた。