大内小6年生が近くの象頭山で植樹など思い出づくり【山口】

大内小(澄川昌男校長)の6年生110人が9日、近くの象頭山(ぞうずざん、92㍍)に登り、広場で遊んだり、植樹をしたりして、卒業前に仲間や先生との思い出を増やした。
JR山口駅南側に位置する象頭山は、山頂の「気晴らしの丘」から市街地、県庁、国宝瑠璃光寺五重塔、大内地区などが見渡せる憩いの地。昭和期の水害で山頂部分が荒廃していたが、地域有志による再生プロジェクトのメンバーが地道に広場の整備や植樹に取り組んできた。
6年生は4年前に植樹体験活動に参加しており、急坂をものともせず、元気いっぱい山頂へ。広場では、クラス単位の出し物や鬼ごっこ、おやつタイムを満喫し、学校や仁保川が眺望できる南側の緑地に協力してツツジの苗木を植えた。
12歳の主張では、代表児童の「聞いてくださーい!」に全員で「何ぃー」と返すと「大内を有名にしたい」「楽しい6年間をありがとう」などと叫び、拍手が起きた。クラスごとに担任の先生への感謝の言葉を述べ、大いに盛り上がった。
再生プロジェクトの小林和弘代表は「卒業前のいい思い出になったらうれしい。中学生になっても登って古里の自然に親しんで」と語った。
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