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紀伊民報社

「古道酵母」使い化粧品 白浜町未来創造協が開発

古道酵母や地域資源を使ったフェイスケアローションなどの化粧品(「SDGsによる白浜町地域未来創造協議会」提供)

 「SDGsによる白浜町地域未来創造協議会」は、和歌山県工業技術センター(和歌山市)が世界遺産、熊野古道の土壌から見つけた「古道酵母」など地域資源を使った自然由来の化粧品を開発した。地元の未活用資源を生かし、地域活性化につなげようと取り組んだ。今春からの販売を予定している。

 協議会は西牟婁森林組合、大辺路森林組合、山長商店、アワーズ、南紀白浜エアポート、おもろいカンパニー合同会社、白浜町で構成。山村資源を活用した商品開発、雇用や関係人口創出につなげるための活動をしている。
 今回の化粧品には、工業技術センターから提供を受け、熊野古道の土壌から採取された古道酵母を使用。鹿児島県にあるメーカーと共同開発した。センターによると、古道酵母は日本酒に使われているが、化粧品は初めてという。
 商品名は「うららとかおる」。100%自然由来の成分でつくった。紀州産南高梅を水蒸気蒸留している「フェイスケアローション」や、県産椿オイルを使った「ハンド&ボディクリーム」のほか、「ボディソープ」「フェイスケアオイル」がある。フェイスケアオイル以外の3商品に古道酵母のうるおい成分を配合している。
 このほど、東京都内であった「第95回東京インターナショナルギフト・ショー春2023 山の恵みプロジェクトコーナー」で、お披露目した。
 協議会の塚田直一会長は「私たちは地域を大事にしながらも、グローバルな視点やグローバルで物事が進んでいくような考え方、デザインなどを一つの哲学にしている。地元の方々はもちろん、よみがえりの地、熊野古道を訪れる国内外の人々に愛される商品に育てていきたい」と話している。
 商品に関する問い合わせは、SDGsによる白浜町地域未来創造協議会(050・5235・2677)へ。

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