早春の里山に彩り マンサクの花見頃 八峰町八森

かれんに咲くマンサクの花を観賞し、早春の自然に触れた(八峰町八森の御所の台地内で)
ほかの花に先駆けて「まず咲く」ことが、その名前の由来とされるマンサクの花が見頃を迎え、晴天が広がった5日、八峰町八森の御所の台地内の里山では自然観察会が開かれたり、愛好者たちが残雪を踏みしめながら登り、青い空と海に映える黄色や赤色のかれんな花々を楽しんでいた。
能代山本の自然観察指導員でつくる「自然観察指導員ルーペの会」(山崎典康会長)が主催した自然観察会「アカバナマンサクを見よう」には、能代山本の一般住民、案内役の会員を合わせ約30人が参加。ハタハタ館東側の里山に登った。
同会によると、この里山にはまだ名前を確認していない1種類を含め5種類が自生、植栽されている。途中からは残雪を踏みながらのトレッキングとなり、山の中腹を過ぎた辺りで見頃を迎えたマンサクが一行を歓迎した。
マルバマンサクの黄色い花、アカバナマンサクの赤い花などに出迎えられ、参加者の表情は途端にほころび、かれんな花をじっくり観察したり、盛んにカメラのシャッターを切ったり。コース脇の斜面にはフキノトウが顔をのぞかせ、水辺でクロサンショウウオやその卵塊も観察し、早春の身近な自然を満喫した。
知人に誘われて参加し、初めてマンサクの花を観賞した阿部玲子さん(62)=能代市=は「小さくて、すごくかわいらしい。山の花は生命力を感じる。青空、木々、海と、最高ですね」と身近な里山を歩く楽しさを体感した様子だった。
関連記事
豊橋技科大の半導体研究所「アイリス」新工場とオープンラボ開所
豊橋技術科学大学は12日、次世代半導体・センサー科学研究所「IRES²(アイリス)」の新工場とオープンラボの開所式を開いた。半導体人材の育成や産学官金連携の拠点とする。 研究所は技科大敷地内...
11月9日開催を決定 第4回17ENDハーフマラソン 来月1日から申込受付 実行..
第4回宮古島市17ENDハーフマラソンin伊良部島の11月9日開催が決定した。同実行委員会の総会が11日、市役所で開かれ、大会要項や予算案を原案通り承認。参加定員はA~Cの3コースで前回大会から各1...
能代市内の小中学校で「天空のまんぷく給食」 障害者らが造ったみそ使用
能代市内の小中学校で12日、同市鰄渕の能代地域生活支援センターの就労支援B型事業を利用する障害者らが造ったみそを取り入れた「天空の能代まんぷく給食」が提供された。児童生徒は給食を平らげ、ふるさ...
OB会が25万円寄付
夏の甲子園大会出場を目指す第107回全国高校野球選手権大会(主催・沖縄県高等学校野球連盟、朝日新聞社)が14日に開幕するのを前に八重山商工高校野球部OB会(与儀博樹会長)は11日、同校を訪れ、同校野...