長野県上伊那地方の伝統芸能満喫 長野伊那谷観光局が体験ツアー

歌舞伎の隈取りを施し、衣装も着て役者になりきる参加者
一般社団法人・長野伊那谷観光局(長野県伊那市)は4日、箕輪町の古田人形芝居、伊那市の中尾歌舞伎を体験するツアー「伊那谷の伝統芸能に触れる旅」を開いた。県内外から10人が参加。実際に人形を動かしてみたり、歌舞伎の化粧をしてみたりと、鑑賞とは一味違う形で地域の芸能文化に親しんでいた。
同局による「上伊那魅力再発見ツアー」の新企画で、今回は体験型ツアーとして実施。全国旅行支援事業を活用した。文化継承支援のため、旅行代金の一部は助成金として各保存会に還元される。
古田人形芝居は3人1組で1体の人形を操る県選択無形民俗文化財で、同町上古田に江戸時代から続く。中尾歌舞伎は同市長谷に伝わり、その由来は約250年前にさかのぼるという。同市の無形民俗文化財に指定されている。
同市長谷の中尾座では中尾歌舞伎保存会を講師に、参加者が「隈取り」という歌舞伎の化粧に挑戦した。顔におしろいを塗り、紅などで表情を描いていく。荒々しい形相や柔和な顔立ちに仕上がり、同会が公演で使用するカツラや衣装を着て記念撮影した。
駒ケ根市の70代男性は「こんな体験はまたとない。役者になった気分。(伝統芸能を)運営している中に入ってみるという普段はできないことができる」とし、ツアー企画の継続を期待していた。
同会の伊藤雅彦さんは「楽しい、面白いと感じて身近に思ってほしい。メンバーは化粧の実践にもなった」「自分たちのように地域の文化を保存しようとしている団体はたくさんある。また足を運んでほしい」と話していた。
同局は「上伊那には魅力のあるジャンルが多いので、多くの人に気付いてもらい、楽しんでもらえる機会づくりを続けたい」とした。
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