創建2050年奉祝式年大祭始まる 熊野本宮大社

御創建2050年奉祝式年大祭奉告祭を祝って浦安の舞を奉納するみこ(11日、田辺市本宮町で)
和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で11日、「御創建2050年奉祝式年大祭」が始まった。同日午前、関係者約40人が参列して奉告祭を営んだ。式年大祭は15日まで。期間中さまざまな神事や奉納行事がある。 熊野本宮大社は崇神天皇65年(紀元前33年)、旧社地・大斎原(おおゆのはら)にあったイチイの大木に、熊野三所権現が三体月となって降臨したのが始まりとされている。毎年4月13~15日に例大祭を営んでいるが、今年は11~15日を式年大祭と位置付けるほか、一年を通じて関連行事を計画している。 奉告祭では、神職が祝詞を奏上。みこが浦安の舞を奉納し、参列者が玉串をささげるなどした。 九鬼宮司は「待ちに待った2050年の初日で、緊張の中にもワクワクする気持ち。より一層、熊野本宮大社が輝き、多くの方の心のよりどころの社となるよう、よろしくお願いしたい」とあいさつ。 各種団体でつくる式年大祭推進協議会の榎本長治会長も「全国から参拝に来られる皆さんに喜んでいただき、熊野の大神様のご加護がさらに威力が増しますよう、2050年に立ち会える感激を胸にご奉仕をいただきたい」と呼び掛けた。 この日は、八咫烏(やたがらす)の像を金色にした「八咫(やた)ポスト」の除幕式や歌唱奉納もあった。
関連記事
「持ち帰らないで」 外来生物オオキンケイギク
特定外来生物のオオキンケイギク(キク科)が、和歌山県紀南地方の河川敷や道路沿いなどで鮮やかな黄色の花を咲かせている。取り扱いには注意が必要で、栽培や運搬、販売、野外に放つことなどが外来生物法で...
羽黒山中腹・南谷“芭蕉ゆかりの地”きれいに 羽黒小伝統の清掃奉仕 史跡整える
松尾芭蕉が「奥の細道」で1週間滞在した鶴岡市の羽黒山中腹にある南谷で21日、地元・羽黒小学校(八渡宗一郎校長)の子どもたちが伝統の清掃奉仕を繰り広げた。熊手を使ってスギの枯れ葉を集め“芭蕉ゆかりの地”...
ホワイトアスパラ無償提供 音更・竹中農場が帯広の仏料理店へ 恩人に感謝
音更町の竹中農場(竹中章代表)は、農場で収穫するホワイトアスパラガスを、フランス料理店「メゾン・ド・ルミエール」(帯広市西8南14、奥村彰教オーナーシェフ)に無償提供、同店で23日からホワイトア...
「日本一学生が活躍するまちづくり」始動 若者の視点で施策吟味【宇部】
宇部市は21日、学生と一緒に市の事業を企画・提案する「日本一学生が活躍するまちづくりワークショップ」の第1回を山口大工学部の「志イノベーション道場」で開催した。公募に応じた県内の学生43人が...