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紀伊民報社

中学生が地域イベントを準備 住民と一緒に

まち歩きツアーの立ち寄りスポットを調べる富田中学校2年生ら(和歌山県白浜町栄で)

 和歌山県白浜町栄の富田中学校2年生89人が、4月に学校近くのJR紀伊富田駅周辺で開かれるイベントに向け、住民と一緒に準備を進めている。まち歩きツアーや特産品を生かした体験コーナー、写真展など多彩な催しを計画中で、生徒たちは「イベントを成功させて、富田の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。

 2年生は総合的な学習の時間を使って、地元の住民有志でつくる「富田駅周辺と富田を楽しむ会」が4月9日に開く催し「紀伊富田駅でイベントします2023」に、昨秋の企画段階から参加。当日行うワークショップ(野菜の収穫、ミサンガ作り、生け花体験)、物品販売、スタンプラリー、まち歩きツアー、写真展、広報の班に分かれて、住民と共に取り組んでいる。
 生徒たちは活動を通して「富田には何もないと思っていたけれど、面白いところがいっぱいある」「大人と関わることで、地元で働くことに目を向けるきっかけになっている」「自然が良い。高台からの海や山の景色が好き」「写真で、富田の今と昔を比較できて楽しい」などと、地元への関心を深めている。
 このほどあった活動では、物品販売の班が地元喫茶店の協力で、富田特産のマメを使うマフィンを試作したり、地元の木材会社に出向いて木製コースター作りの打ち合わせをしたりした。
 まち歩きツアー班の4人は、当日巡るコースを実際に歩き、神社や寺、老舗の衣料品店といった立ち寄りスポットで、参加者に向けてどのような説明をするかを考えた。「楽しむ会」の代表で、以前から富田の歴史などを調べている中川彩さんが同行し助言したほか、立ち寄った場所では住民からも話を聞いた。
 班のリーダー、湯川詩織さんは「実際に歩いてみて、さらに知りたいことがいろいろ出てきた。当日は、富田の魅力を最大限伝えられるように頑張りたい」と話した。

■インスタで発信

 富田中学校は学校の活動を伝えるため、インスタグラムの公式アカウントを1月に開設した。生徒たちが主体となって写真撮影や文章作成をして投稿。4月のイベントに関連すること以外に、学校行事や日常的な生徒の活動について取り上げる。富田地域の魅力も発信していきたいという。

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