
中川村産の米で造った甘酒と果物を使って開発した特産品のスムージーをPRする関係者
長野県中川村の果物などを使ったスムージーが完成した。以前から村と関わりのある東京農業大学(東京都)の学生団体が村民と協力して特産品を開発。27日、開発に携わった学生らが村関係者を訪ね、完成品をお披露目した。都内で開催されるマルシェや同大学園祭などで販売する予定。村はふるさと納税の返礼品として取り扱っていく計画という。
同学生団体は、同大食料環境経済学科の支援を受けて活動する「もぐもぐPROJECT(プロジェクト)」。同村は大学の農業実習などで訪れる機会が多く、今回の取り組みは、村に何か恩返しできればとの思いから始まっており、村の特産品開発と観光業の発展などが目的という。
商品は、村内のコシヒカリで造った甘酒と果物を混ぜ合わせた飲み物で、保存料や着色料は不使用。サクランボ、ブルーベリー、ナシ、リンゴの4種類あり、それぞれさっぱりとした甘さが特徴だ。開発には2~4年生の約30人が参加。村の補助金を活用し、昨年2月から取り組んだ。
この日は、開発の中心メンバーの佐藤未希斗さん(22)と笠田敏仁さん(22)=どちらも同学科4年=と、原材料の手配や加工施設の使用などで協力した同村片桐の果樹農家、松村順子さん(66)の3人が村農業観光交流センターを訪れ、商品を披露した。
開発のため多い時は月2、3回村に通った佐藤さんは「中川はどこを見ても景色がいい場所。この商品をきっかけに多くの人が村に足を運んでくれれば」。商品ラベルを手がけた笠田さんは「学生として商品開発に携われたことはいい経験だった。後輩たちには、これをきっかけに活動を広げてほしい」と話した。
各種1個100ミリリットル入り330円(税込み)。3月4、5日に新宿区の中野マルイで行うマルシェで販売する。
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