師のジャズダンス伝承へ 東京から移住の畠山さん夫妻【宇部】

ダンス指導や振り付けに注力する畠山和真さん(65)、龍子さん(66)夫妻が、東京都から宇部市沼3丁目に移住し、ダンススタジオ「リスクダンスワークショップ」を構えた。本格的なジャズダンスを教え、一流のダンサーや指導者を育成したいと意欲を燃やす。
スタジオの代表を務める和真さんは広島県出身。アイドルグループ・少年隊のミュージカル、テーマパークでのショーなどにダンサーとして出演。劇団四季にも所属していた。30歳ごろから指導や振り付けに力を入れ、1998年8月、都内に自身のスタジオを設立した。
京都府出身の龍子さんは、全国高校総体や国体で活躍する器械体操選手だったが、短大時代の部活をきっかけに20歳でダンスの世界に入った。演歌歌手やアイドルのコンサートやイベントに出演し、26歳で指導者に転身。振り付けも多く手掛けている。同スタジオでは主宰を務める。
第一線で活躍した経験を基に、多くのダンサーを輩出してきた夫妻。根幹には、約30年間師事した日本ジャスダンス界の巨匠、名倉加代子さんのスタイルを伝承したいとの思いがある。
日本のダンス界をけん引する人物を多く育成し、宝塚歌劇団やジャニーズ事務所に重宝される振り付けを生み出した師匠。「名倉ジャズ」と呼ばれるそのスタイルについて、和真さんは「簡単に言えば、顔は動かないが体は自在に動く。軸がぶれない表現方法。一流のスポーツ選手にも通ずる部分がある」と語る。
「名倉さんに、教える側に立つようにと声を掛けてもらった。これまでの指導者人生の正否を新天地で証明したい」と龍子さん。2001年の山口きらら博で山本寛斎さんがプロデュースしたライブショー「やまぐち元気伝説」の振り付けを担当し、当時の出演者と交流が続く山口への移住を決意した。
レッスン日時は要相談。まずは体験を呼び掛けている。「やる気がある人に人生が変わる道筋を示したい。ダンスの基礎、そして大舞台で長く活躍するための力を養っていきたい」と話した。松島町のイシイバレエでもシアタージャズを教える。
問い合わせは和真さん(電話090-3402-0671、メールrisk.kazu3329@gmail.com)へ。
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