ハウス内に春の香り 能代市二ツ井地域で特産山ウド収穫

ハウス内の土床から掘り起こし、山ウドを収穫(能代市二ツ井町で)
能代市二ツ井地域で特産の山ウドの収穫が行われ、周囲に雪が積もったビニールハウス内では秋に土床(つちどこ)に株を伏せ込み成長したウドが顔をのぞかせ、春の香りが漂っている。ただ、今季は昨夏の大雨で圃場(ほじょう)が被害を受け、株の生育が悪く、掘り取り不能になった箇所もあるなど収量は大幅に減少し、栽培農家にとって厳しい年となっている。
山ウド栽培は、昭和50年代半ばに当時の二ツ井町農協が冬季農業振興や農家の出稼ぎ解消をと奨励し、特産に定着した。春から圃場で育てた株を晩秋にハウス内の土床に伏せ込み、冬場に収穫する。JAあきた白神は「白神山うど」の名称で全国各地の市場に出荷、今年度は二ツ井地域を中心に31経営体が30㌶で栽培に当たっている。
今季は、昨年8月の大雨で冠水被害を受けた圃場も多く、栽培農家によってはハウスに伏せ込む株が少なく、平年より出荷量が落ち込んでいる。
同JAによると、平年の今ごろは1日に800ケース(1ケース・2㌔)ほどの集出荷だが、今年は500~600ケースで推移、量が少ないため価格はやや高めという。
同市二ツ井町の富根ファーム(池端竜理事長)は、3㌶に作付けした株が大雨被害で全滅し、他から株を取り寄せてハウスの土床に伏せ込んだ。
これまでは幅1・5㍍、長さ27㍍の土床10本で栽培に当たっていたが、今季は長さ9㍍で5本と規模縮小を強いられた。1週間ほど前に収穫を開始し、ハウスの土床から株を掘り起こしては、1本1本丁寧に取り込んでいる。
品種は「東武鯉玉」で、量が限られるため、現在は主に農産物直売所への出荷という。池端理事長(47)は「山ウドを栽培し15年で、こういう年は初めて。いつもは3月までは収穫が続くが、今年は2月中に終わりそう。光熱費や資材価格高騰もあり厳しい」と語っていた。
山ウドはしゃきしゃきとした食感と香りが人気で、生食のほか天ぷらやきんぴら、酢みそやごまあえなどとして食される。
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