ヘビ触ってみたよ 「普通の生き物」の魅力紹介 徳之島

アカマタを子どもたちに触らせる木元さん=4日、鹿児島県徳之島町
鹿児島県徳之島の生き物たちをテーマにした講演会が4日、徳之島町役場多目的ホールであった。奄美海洋生物研究会(奄美市名瀬)の調査研究員、木元侑菜さんが講師を務め、希少種ではない生き物に焦点を当てて独特の生態や魅力を紹介。親子連れなど21人が受講し、生きたカエルやヘビに実際に触れ、楽しく学んだ。
木元さんは環境省の元アクティブレンジャーで、現在も奄美大島、徳之島で研究、講演活動を続けている。講演会のテーマは「普通の生きものの魅力的な世界」。
木元さんは動物たちのユニークな表情を捉えた写真を紹介しながら各動物について伝えた。さらに、徳之島で捕まえたアマミアカガエル、アマミアオガエル、無毒蛇のアカマタを持参。児童たちは実際に触れて感触を確かめた。
参加した児童は「マッタブ(アカマタ)の体は意外にぷよぷよしていて面白かった。木元先生のお話を聴いて、生き物はみんな生きるために知恵を絞っているんだなあと感じた」と話した。
木元さんは「アマミノクロウサギなど希少動物ばかりが目立ちがちだが、身の回りにも面白い生き物は多い。足元の自然に触れ合い親しむことから島の環境を大切にする意識を育んでほしい」と、地元住民の関心の高まりに期待した。
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