常盤公園のペリカン、久しぶりの自然繁殖
島で順調に成長するハイイロペリカンのひな(常盤公園で)
常盤公園のペリカン島で、ハイイロペリカンとモモイロペリカンのひな各1羽が順調に育っている。島での自然繁殖は、2011年2月に発生した高病原性鳥インフルエンザ対策として翌年11月に島に防鳥ネットが設置されて以来、どちらの種も初めて。 ネットの設置工事に伴う移動などでペリカンの事故死が相次ぎ、さらに病死も多発。インフル発生前は40羽以上いたが、現在は18羽(ハイイロとモモイロの成鳥各8羽と、ひな各1羽)にとどまっている。一連の騒動でペリカンたちは巣作り行動をしなくなっていたが、昨年初夏に、騒ぎ以来初となるハイイロとモモイロ各2羽の計4羽が人工ふ化・保育で誕生。しかし、ハイイロは2羽とも死に、モモイロの1羽は同園から飛んで逃げてしまって、もう1羽のモモイロだけが育った(逃げたモモイロは野生化していると思われるが情報なし)。 ハイイロは先月下旬、12歳のオデッサと19歳のラブの間に、モモイロは6月24日、29歳のソールと19歳のヤナの間にそれぞれ生まれた。ひなの性別は不明。どちらも大きさは親とほぼ変わらないまでに成長し、ハイイロの体は白っぽい柔らかな毛、モモイロは黒い幼毛に覆われている。飼育員の木村嘉孝さんは「親鳥がアジを食べて吐き出したものを、ひなのくちばしの中に直接与えるなど、上手に子育てしているので任せている。島がよく見える位置に双眼鏡を常時置いているので、子育ての様子やひなの成長を観察してみてほしい」と話している。
関連記事
「かみしほろ」3年ぶり1位 道の駅満足度総合ランキング
旅行情報誌「北海道じゃらん4月号」(リクルート北海道じゃらん発行)の「2024年道の駅満足度総合ランキング」で、「道の駅かみしほろ」が3年ぶりに1位になった。運営する指定管理者の観光地域商社「k...
「ごくらくセット」新装 諏訪五蔵の酒造めぐり 長野県諏訪市内
長野県の諏訪観光協会と諏訪市内5軒の造り酒屋(諏訪五蔵)は27日、五蔵が通年で行う酒造めぐり「ごくらくセット」を4月からリニューアルすると発表した。御朱印帳をイメージした台紙を作製し、各蔵を回...
桜のシーズンおもてなし 「春の花火」4月5~7日 長野県上諏訪温泉
長野県上諏訪温泉のホテル、旅館施設でつくる諏訪湖温泉旅館協同組合(伊東克幸理事長)は、信州の桜の開花シーズン幕開けに合わせて4月5~7の3日間、「春の花火」を毎晩午後8時30分間から3分間、諏...
「諏訪湖周サイクリングロード」 岡谷市施工分が完成 市長ら走り初め 長野県
長野県と諏訪湖周3市町が進めている「諏訪湖周サイクリングロード」の整備事業のうち、岡谷市施工分が完成し、市は22日、開通式を行った。今年度事業で整備していた塚間川から釜口水門までの約600メー...