ありがとうプロジェクト ハチ食品駒ケ根工場も協力
社員から寄せられた不用品をトラックに積み込む関係者ら
家庭の不用品などを活用しカンボジアなど発展途上国の子どもたちを支援する「ありがとうプロジェクト」で、カレー食品などを製造する駒ケ根市下平のハチ食品駒ケ根工場が10日、社員から寄せられた文房具や靴などを事務局に託した。
プロジェクトはリサイクル業のリサイクルマートnew伊那店(伊那市)と産業物処理業の丸中産業(南箕輪村)などが2016年から取り組んでいる。まだ使える家庭の不用品を譲り受け、文房具や靴などはカンボジアの学校に直接届け、その他の商品はタイなどで販売して売上金の一部を学校の運営費などに充てる。これまで上伊那地方の小中学校や企業など10校、2社から延べ15回の協力を受けている。
同工場では要請を受け社員に協力を呼び掛けたところ、約40人から文房具や靴、食器、おもちゃなどが段ボール30箱ほど寄せられた。事務局のトラックが到着すると、相川一裕工場長らが協力して次々と荷台に積み込んだ。
プロジェクトの代表理事を務めるリサイクルマートnew伊那店の久保村欧州オーナー(42)は「皆さんの善意に感謝したい。発展途上国の子どもたちの支援につながるよう役立てたい」と感謝。相川工場長は「少しでも役に立てるのならうれしい。これからも協力したい」と話していた。
不用品を送るには一定のまとまった量が必要なため、プロジェクトは協力を呼び掛けている。収集する品は文房具、靴、食器、ぬいぐるみ、おもちゃ、バッグ、ベビー用品、カメラなど。汚れたものや不良品、食品は扱わない。問い合わせは丸中産業の唐澤規之専務(電話0265・78・1024)へ。
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