静けさの中、片付け 帯広・藤丸閉店から一夜

商品を段ボールに詰める従業員ら
122年間の営業を終えた帯広の百貨店・藤丸では1日、静まりかえった館内で片付けが始まった。
食器など生活雑貨を販売していた5階フロアでは、食器やタオルなど商品を袋や段ボールに詰める作業が始まり、商品はバックヤードへと運ばれていった。Fカードの受け付けを20年以上担当した白木智恵さん(46)は、カード申込書などの個人情報を焼却処分するためにまとめていた。「片付けの最中は仕事に集中できるが、家に帰ると閉店の寂しさを実感する」
臼井一義取締役管理部長によると、5日までに商品の運び出しや掃除が行われる。
藤丸が所有する什器(じゅうき)などは、新藤丸で使う可能性があるため残される。
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