大人気!! 庄内農高と加茂水高のコラボラーメン 長蛇の列売り切れ御免
鶴岡市の庄内農業高校と加茂水産高校の生徒が作った「コラボラーメン」の提供が28日、同市のショッピングセンター「S―MALL」で行われた。庄農生徒が自ら栽培した小麦で麺を作り加茂水産生徒が庄内浜の魚介類でスープを担当した。開店30分前から約60人の客が並ぶ盛況ぶりで、昼過ぎには限定200食(1杯600円)が売り切れた。
この日は加茂水産生徒4人が厨房に入ってラーメンを作り、庄農生徒3人とANA客室乗務員「ブルーアンバサダー」のメンバーが接客を受け持った。午前10時半の開店前から待ちかねた市民が訪れ、地元高校生が手掛けたコラボラーメンを味わった。鶴岡市内から来た男性は「高校生が作ったものとは思えない完成度。麺とスープのバランスがいい。リピートしたい一杯だ」と話した。
加茂水産の庄司新翔(にいと)さん(3年)は「スープはカナガシラやトビウオ、エビなどを中心にして仕上げた。われながらいい出来栄え。自分たちのラーメンを楽しんでほしい」と笑顔を見せた。庄内農業の佐藤瑠矢(りゅうや)さん(3年)は「加茂水産高校の生徒と協力して作ったことがとてもうれしい。開店前からこんなにお客さんが並ぶとは思わなかった」と接客に追われた。
約2カ月かけたしょうゆ味のコラボラーメンは、食料自給率を高める学習の一つとして庄農生徒が鶴岡市羽黒町の農場で栽培した「ゆきちから」を原料に製麺。加茂水産生徒が魚介系のスープを受け持ち、味わい深い一杯に仕上げた。チャーシューやメンマ、ネギをトッピングして提供。庄内観光物産館の料理長が麺のゆで方などを生徒たちに指導してきた。

「一生懸命作って提供します」と両校の生徒たち(上)開店前から長い行列に

大人気となった「コラボラーメン」
関連記事
古民家のゲストハウス 梅の産地にオープン
和歌山県みなべ町晩稲に古民家のゲストハウスがオープンした。日本最大級の観梅の名所「南部梅林」の近くにあり、観光客だけでなく、梅の収穫など援農者の利用も期待する。将来は農業などの体験も提供したい...
学生考案レシピを朝食で提供 新苫小牧プリンスホテル和
職業訓練校「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」2年生の田村朝華さん(20)が考案した「トマトのおかゆ」が、新苫小牧プリンスホテル「和~なごみ~」の朝食メニューで提供されている。 野口観光...
東北一広い市域 フィールド調査 東北大公共政策大学院 学生9人鶴岡市で活動 旧..
東北大公共政策大学院(仙台市)修士1年の学生9人が4―6日の日程で鶴岡市を訪れ、旧町村部の地域振興に関する政策提言に向けたフィールド調査を行った。今後、政府機関や全国町村会事務局などにもヒアリングを行...
県内60の〝校歌山〟を紹介 松永さん出版【宇部】
宇部市野中5丁目の松永昌治さん(60)が、小・中・高校の校歌で歌われている山を紹介した「山口県の校歌山」(徨山舎)を出版した。60座を厳選し、特徴や登山ルートも掲載。市内では旧厚東中を含めて市...