宇部舞台に〝桃鉄〟再現 小学生のプログラミング体験【宇部】

宇部市を舞台に、人気ゲーム「桃太郎電鉄」を再現するプログラミング体験イベント「みんなで楽しくプログラミング―宇部市×桃太郎電鉄」が29日、黒石と万倉の両ふれあいセンターで開かれた。市内の3~6年生計40人が参加。地域の魅力を再発見しながら、プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使ったゲーム作りに挑戦した。
「桃鉄」はプレーヤーが鉄道会社の社長となり、電車で各地を移動しながら資産を増やしていくすごろくゲーム。デジタル技術を活用して、ふれあいセンターのさらなる利活用を目指す実証事業の一環として初開催した。
子どもたちはプログラミングの基礎を学んだ後、2人一組でゲームの升目となる「ときわ公園」「渡辺翁記念会館」「楠こもれびの郷」など市内11カ所の駅の特色や魅力を調査。升目に停車した時に表示される紹介カードを協力して作成した。
スクラッチで紹介カードの表示方法やすごろくの動きをプログラミングし、完成させたオリジナルマップで友達と対戦。阿瀬川陽さん(上宇部小4年)は「プログラミングでゲームを作るのは初めてで面白かった。実際に宇部について調べてみて、自分の住むまちに詳しくなれてよかった」と楽しんでいた。
市市民活動課の西村昌隆課長は「地域の若い世代の人たちがふれあいセンターに足を運び、さまざまな設備を利用するきっかけになれば。市が来年度から取り組む地域活動の日も活用し、世代を超えた地域交流を促進していきたい」と話した。
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