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市民ら30人が観察会 保全や人との共存など学ぶ カンムリワシ週間

観察者の前を悠然と飛び立つカンムリワシ=29日午前、名蔵

 カンムリワシの保全活動などを行う民間団体のカンムリワシ・リサーチによるカンムリワシ観察会が29日、名蔵湾沿いの水田地帯で開催された。市民ら約30人が参加し、野鳥に関する知識を深めるともに自然環境の保全や人間との共存について学んだ。

 同団体は、カンムリワシの幼鳥が元日の太陽を浴びて舞う姿を歌った八重山民謡「鷲ぬ鳥節」にちなみ毎年、旧正月から1週間を「カンムリワシ週間」として定め、期間中はパネル展示やシンポジウムなどイベントを通して保護啓発活動を行っている。

 この日、水田で獲物を探すカンムリワシを発見すると、参加者は双眼鏡など使って行動や形態の特徴を観察した。

 島で越冬するサシバやミサゴ、ハヤブサなどの猛禽類のほかツメナガセキレイやコホオアカ、ムネアカタヒバリ、セイタカシギなども確認した。

 海星小学校の比嘉友愛さんは「鳴き声は聞いたことはあったが、実際にカンムリワシが鳴き交わしている姿を見ることができた」と貴重な体験に感動した様子。浦崎沙織さんは「よくドライブで電柱などに止まっている姿を見るが、朝の気持ちいい自然の中で見ることができて気持ちいい」と笑顔を見せた。

双眼鏡やカメラを手にカンムリワシなどの野鳥を観察する参加者ら=29日午前、名蔵

 観察会後は、場所を石垣やいま村に移し、同所で2007年から飼育されている交通事故で自然に返せなくなったカンムリワシの「よんなー」や昨年完成したリハビリケージを見学。カンムリワシの交通事故や生息環境の保全について考えた。

 同省石垣保護官事務所によると、昨年に交通事故に遭ったカンムリワシは16件(石垣10、西表6)。このうち12羽(石垣7、西表5)が命を落としている。  ことしは、29日時点で石垣島で1件の事故が発生し、1羽が死んでいる。

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