展示について説明するスタッフの久郷さん]

　 釧路ゆかりの作家、原田康子（１９２８～２００９年）の生誕９５年を記念した企画展「原田康子の足跡とその作品展」が２８日から、釧路文学館（釧路市中央図書館６階）で始まった。映画人気も相まって日本中にブームを起こした「挽歌」や原田さんの生涯について、その魅力を同館資料を通して紹介している。

　会場では小説や随筆などの作品を出版順にガラスケースに並べ、１冊ごとに解説も見えるように展示。代表作「挽歌」の直筆原稿（２月２３日までの期間限定）や久我美子主演で映画化された作品のポスターや撮影風景を撮ったスナップ写真も展示している。同館スタッフの久郷ゆきなさんは「原田さんの作品や資料を一堂に集めた企画展。いま一度その作品や原田さんの人生を振り返ってみませんか」と来場を呼び掛けている。

　４月２３日まで（２月２２日～同２８日までは休館）。期間中の関連イベントは次の通り。申し込み、問い合わせは同文学館０１５４（６４）１７４０へ。

　▽２月１２日午後１時マンスリー朗読会　▽２月１９日午後１時桜木紫乃トークライブ

　▽３月２６日午後１時 原田康子「サビタの記憶」ジスイズ朗読会×くしろ読書会