顔が明るく喜んでいるよう 桃の節句前にひな人形手入れ
もうすぐ迎える桃の節句を前に「ひな人形の手入れと保存方法」講座が25日、酒田市総合文化センターで行われ、参加者6人がひな人形の正しい飾り方などを学んだ。

ひな人形の正しい手入れを学んだ参加者
同市教育委員会の主催。ひな人形は毎年の出し入れや経年劣化などで傷みが出てくるため、正しい保存・清拭方法を学ぶことで、きれいな状態で飾ってもらおうと、生涯学習市民企画講座の一つとして実施。
同センターで活動を行っている人形作りの愛好団体「赤い実の会」(酒田市)の代表で、人形美術協会認定「一級人形師範」の成澤つるみさん(同市錦町五丁目)の指導で、参加者は消しゴムやはけ、洗濯のりなどの道具を使ってそれぞれ持参した人形の手入れや補修を行った。
成澤さんは「顔の汚れは消しゴムで、手は素材が違うのではけや綿棒でやさしく」「髪は洗濯のりを付けながらくしを通す」など精力的に指導。中には髪飾りを間違えて付けていたり、帽子のひもが人形の首に巻き付いていたりするものもあり、参加者は興味深げに正しい飾り方を学んだ。
40年ほど前に両親が購入してくれたという人形を持って参加した女性は「結婚後も実家で時々飾っていたが、手入れをしたのは初めて。顔が明るくなると人形も喜んでくれているように感じる」と。参加者たちはきれいになった人形をうれしそうに眺めていた。
関連記事
第三セクター解消、民間へ 町が財団法人脱退 白浜はまゆう病院
和歌山県白浜町は18日、赤字が問題になっている白浜はまゆう病院を運営する公益財団法人白浜医療福祉財団(理事長・大江康弘白浜町長)から脱退し、第三セクターを解消する意向を示した。今月末ごろに財団...
母校の姿を動画に 放送局の技術生かし製作 穂別高
2026年度で閉校するむかわ町穂別の穂別高校(福田敦校長)で、放送局に所属する3年生の横山咲衣さん(17)と光山潤心さん(17)は、同校の姿を残したいと動画を製作している。同町出身の2人は母校の...
3年ぶりライトアップ 国宝羽黒山五重塔
羽黒山中にそびえる国宝羽黒山五重塔のライトアップが18日、始まった。今月は21日までの4日間、午後7時―同9時まで行われる。 羽黒町観光協会など関係団体のメンバーで構成する実行委員会が8月のお盆や9月...
ギョーザ頬張り乾杯! 藤丸パークで初「フェスタ」 帯広
十勝の人気ギョーザ店が一堂に会する「十勝餃子(ギョーザ)フェスタ2025」(実行委員会主催)が18日、帯広市の藤丸パーク(西3南7)で始まった。十勝産食材を使ったギョーザやビールを楽しもうと...