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船頭高齢化で「安居の渡し」休止 熊野古道大辺路

熊野古道大辺路の「富田坂」と「仏坂」をつなぐ「安居の渡し」(昨年7月、和歌山県白浜町安居で)

 世界遺産・熊野古道大辺路で唯一、川舟で川を渡る「安居の渡し」(和歌山県白浜町安居)が昨年12月末から休止している。船頭の高齢化で対応できなくなったという。古道を管理している町担当者は「今のところ復活のめどは立っていない」と話している。

 「安居の渡し」は、「富田坂」と「仏坂」の間にある日置川を川舟で渡る熊野古道で、旅人や住民が利用していた。1950年ごろから利用者が減り、その後途絶えたが、2005年10月に地元有志が「安居の渡し保存会」を結成して復活させた。会員7人が交代で船頭を務めていた。
 乗船料は保険代を含め1人500円で、客にヒノキ製の乗船手形を渡していた。年間で500~600人を乗せ、昨年7月14日に1万人を突破した。
 保存会によると、会員の平均年齢は約70歳。特に夏場、川が増水するたびに所有している2隻の川舟を重機で陸に揚げる作業が厳しく、休止を決めたという。
 ただ、同町日置川地域を拠点に子どもらの教育旅行を受け入れている南紀州交流公社(和歌山県白浜町安居)からの運航依頼には、地域貢献活動として応えていくとしている。

今後どうなる

 「富田坂」と「仏坂」をつなぐルートがなくなることから、熊野古道のガイドたちは頭を抱えている。
 ガイドの築山省仁さん(67)=白浜町=は「このままでは観光客を仏坂へ案内することができない。何とか復活の方法を探ってほしい」と訴える。
 「富田坂」や「仏坂」などの世界遺産登録に尽力した熊野古道大辺路刈り開き隊の上野一夫隊長(74)=串本町中湊=は「まずは保存会が、これまで頑張ってきてくれたことに感謝したい。安居の渡しは大辺路の中でも非常に重要な場所。なくなるのはつらい」と残念がる。
 井澗誠町長は「安居の渡しは町にとって大切な観光資源の一つ。絶やすことがないよう何とか後継者を探していきたい」と言い、県教育委員会文化遺産課は「今のところ今後のめどは立っていないが、新たな回り道についても検討していきたい」と話している。

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