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興紬商店が特選受賞 全国伝統的工芸品公募展 叶さん(鹿児島市)はバイヤー賞

特選に選ばれた興紬商店の作品「ぼたん」と興辰雄代表取締役(左)、興ほずみ専務取締役=23日、龍郷町

 第47回全国伝統的工芸品公募展(主催・一般社団法人伝統的工芸品産業振興協会)の入賞作品と特選作品がこのほど発表された。奄美からは鹿児島県龍郷町の興紬商店(興辰雄代表取締役)が織り上げた「ぼたん」が特選を受賞。県内では鹿児島市在住の叶若枝さん(73)が制作した「大島紬コート」がバイヤー賞に選ばれた。

 公募展は、長い間受け継がれてきた伝統的技術や技法に、現代生活で使うための新しいアイデアや表現を取り入れた市場性のある伝統的工芸品を公募し、魅力あふれる製品の開拓を行うことが目的。今回は全国から211点の応募があった。

 特選に選ばれた興紬商店の興ほずみ専務取締役は「横糸を2種類用いて、作品のタイトルにもなった『ぼたん』を立体的に描いた。奄美で染め上げた泥染めの絹糸を使用し、大胆な花の輪郭と花びらが舞い散る動きを表現した」と説明。「受賞を励みに、これからも大島紬の魅力を伝え続けたい」と意欲を語った。

受賞作と記念撮影に応じる制作者の叶さん=19日、東京都明治記念館

 バイヤー賞を受賞した叶さんは、19日に東京であった授賞式に出席。「奄美のハブをモチーフに柄を考えた。黄金色に染めた糸と朱色の糸で、ハブの中でも孤高の魅力を放つ金ハブを表現。外出が楽しくなるような明るい色を多用した」と語った。

 審査員からは「良く組み合わされた色と文様が、洋装での大島紬の新しい展開を想起させる。絹織物の軽さとたっぷりとしたフォルムは着る人を選ばず、広く訴求できる市場性を感じられる」との評価が寄せられた。

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