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釧路新聞社

ワインエキスパート中村さん道東初のエクセレンス獲得

 釧路市大楽毛で下宿業を営む中村充(みつる)さん(48)がワインをこよなく愛する人たちにとって憧れとされる日本ソムリエ協会(田崎真也会長)が主催するワインエキスパートのエクセレンスの資格を獲得した。全国で合格率25%の難関試験。道東地域では初の快挙。(伊東義晃)

 「ワインエキスパートエクセレンス」は、ホテルや飲食店などのサービス業で接客するソムリエたちとは違い、まさに“〝ワイン通〟が挑戦する試験。東京で開催される試験には、弁護士や医師、キャビンアテンダント(CA)の姿も目立つという。

 2016年にワインエキスパートとなった中村さんは、さらにその上を―と勉強を重ねた。5年の準備期間を経て、憧れの「エクセレンス」に挑戦するも、やむなく1次の筆記試験で不合格、苦杯をなめた。それからも830㌻、写真なしの教本で勉強を重ねて今回、再度挑戦。1次試験時は「会場には約100人の精鋭が参集していた」。この試験に合格して2次試験のために再び東京へ。「今度は30人に絞り込まれていた」という。

 中村さんは「教本で知識を得ることはもちろん大切ですが、独学では限界がある。いろいろな人たちから情報を得ながら勉強しなければ2次試験のテイスティングや品定めはできない。釧路のワイン通の人たちが開くワイン会に参加するようになって実力を付けることができました」と、ワインをこよなく愛する釧路の愛好者たちとのつながりに感謝する。

 「試験はワインの種類や産地を当てなければならないが、決して高い高級なワインではない。試験ではこの料理にはどのようなワインが適しているかを答えなければならない。中には日本酒の問題も。だからいろいろなワイン会やセミナーを受講したことが生かされてた」とも話す。

 資格を獲得し、今後について「下宿している釧路高専の学生さんたちにワインを飲ませるわけにはいかないので、これからもワイン会などに参加して交流を深めていきたい。すでに祝う会を催してくれたが、ワイン仲間と一緒に飲んだワインの味は本当においしかった」と笑顔を見せた。

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