「世界を旅する植物館」題材にメタバース構築【宇部】
宇部市は、テレワーカーの派遣事業などを手掛けるイマクリエ(鈴木信吾社長、本社東京都港区)と、ときわミュージアム「世界を旅する植物館」を題材としたメタバース空間を構築し、インターネット上で公開している。
メタバース空間はネット上の3次元仮想空間。利用者は自身の分身となる「アバター」を移動させ、空間内を自由に散策することができる。
常盤公園を実証フィールドに技術革新や新たなビジネスの創出を目指す「ときわ公園チャレンジ」の一環。市の貴重な地域資源であるサボテンについて学べるツールとして、昨春から開発に取り組んできた。
空間内ではキメンカク、キンシャチ、メロカクタスなど、同館でも栽培している7品種の写真パネルを展示。アバターが近づくと解説の吹き出しが現れる。前身の宇部常盤サボテンセンターや開館に尽力したサボテン愛好家、伊藤芳夫さんについても紹介。動画やサボテンに関するクイズも楽しめる。
インターネット上での公開は昨年8月から。市によると、12月末までに650件のアクセスがあった。うち120件は海外からという。
成長産業創出課の弘中秀治主幹は「サボテンセンターの昔の姿も楽しめる。郷土の宝であるサボテンについて知ってもらい、同館に足を運ぶきっかけにもなれば」と話した。
公開は3月末で終了。以降の活用については未定。
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