島唄とキューバ音楽共演 まーぐん音楽祭開催 奄美市笠利町

共演した(左から)SAYAKAさん、前山真吾さん、カルロス・セスぺデスさん、GENKIさん=14日、鹿児島県奄美市笠利町(提供写真)
一般社団法人しま・ひと・たから(山下保博代表理事)主催の「まーぐん音楽祭2023」が14日、鹿児島県奄美市笠利町のまーぐん広場であった。テーマは「島唄とキューバ音楽の出逢(あ)い」。キューバ音楽バンド「TRiiiCO Cuban Project(トリコ・キューバン・プロジェクト)」と唄者の前山真吾さんが出演し、キューバ音楽や歌謡曲、島唄を演奏。最後は六調で盛り上がり、出演者と観客が一体となった楽しいひとときを過ごした。
「まーぐん音楽祭」は八月踊りや島唄などの文化継承・保全を目的に、まちづくりの一環として2020年より毎年開催。3回目となる今回は、地域住民や観光客ら78人が来場した。
TRiiiCO Cuban Projectは笠利町佐仁出身の母を持つGENKIさん(パーカッション・ボーカル)、SAYAKAさん(バイオリン)、キューバ出身のカルロス・セスぺデスさん(ギター・ボーカル)3人の音楽バンド。
観客はラテンのリズムに体を委ね、共に踊るように演奏やダンスを楽しんだ。唄者の前山真吾さんもゲストとして共演し「行きゅんにゃ加那」や「豊年節」などの島唄を披露。会場を盛り上げた。
音楽祭の橋渡し役となった同バンドのSAYAKAさんは「マスクをしていても皆さんのハッピーオーラが伝わり、最後の六調では感極まってしまった」と振り返った。来場者からは「みんなで一体感を持てて良かった」「前山さんとカルロスさんの歌が、涙が出るほど心に突き刺さった」などの感想があった。
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