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北羽新報社

子ども食堂の目印に 能代松陽高生オリジナルデザインののぼり旗贈る

のぼり旗を贈った能代松陽高の書道部と美術部の部員たちと、藤井代表(前列中央)

 能代松陽高の書道部と美術部の有志が、能代市の「じょうみょうじ子ども食堂」(藤井真貴子代表)にオリジナルデザインののぼり旗5本を贈った。1年ほど前に同校生徒がボランティアに参加した縁から藤井代表が依頼し製作。生徒らは「子ども食堂に来る人たちが笑顔になってくれたら」と願いを込める。

 「じょうみょうじ子ども食堂」は、平成28年夏にフードバンク活動の一つとして同市萩の台の浄明寺で始まり、小中学校や高校の夏、冬、春休み期間に合わせて〝オープン〟している。令和2年度の冬休みからは同校や能代高の生徒らもボランティアとして参加し、活動を支えている。
 藤井代表によると、これまではイーゼルを寺院前に立て掛けて、子ども食堂が開いていることを周知していたが、強風で倒れたり「初めて来る人が気付きにくい」こともあり、1年ほど前にのぼり旗の導入を考えたという。その際、2年12月の子ども食堂で能代松陽高書道部員がボランティアで参加していたことを思い出して製作を同部に依頼した。
 快諾した同部は、3年生11人が普段の活動の合間を縫って原稿を書いて持ち寄り、5人の原稿を選出。ポリエステル製ののぼり旗(縦180㌢、幅60㌢)5枚に「じょうみょうじ子ども食堂」や「浄明寺フードバンク」と大きく墨書きした。
 また、「文字だけだと寂しい」と考え、美術部の池端小夏さん(3年)の協力で、「笑顔」をモチーフにした絵を描いた。
 のぼり旗は昨年の夏休みにデビューし、オープン日に同寺前の市道や境内に掲げている。製作に取り組んだ前部長の小山内翔香さん(3年)は「子どもたちが行きたいと思える、元気が出る文字を意識して書き上げた。楽しい時間を過ごせる子ども食堂に行く時、この旗を目印にしてもらえたら」、池端さんも「布に絵を描く経験は初めてだったが、きれいに仕上げられた。得意な分野を生かして地域の役に立つことができてうれしい」と喜んだ。
 藤井代表は「高校生が一からデザインを考え、作ってくれたのぼり旗をすごく気に入っている。これからも大切に使わせていただきたい」と感謝していた。

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